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[最新消息] 岡田社長訓示

岡田社長訓示内容

昨年2月に工場訪問時に、半年一回は必ず工場訪問することを約束しましたが、今回は昨年10月以来8ヶ月ぶりになってしまい、大変遅れたことをお詫びします。この間「100年に一回」といわれている世界同時不況が勃発して、世界経済の大変な混乱が続いています。
我々のLCD業界にもその影響が直撃し、特に台湾のLCD業界は大きなダメージを受けました。

○ 当社の台南工場も昨年8月に稼働率50%を切り、その後低迷していましたが、今年はいりやっと50%ラインを超えて、現時点では70%超の操業にまで戻っています。

○ この間我々の顧客であるCMO、AUO等の大手メーカーも操業度が大幅にダウンし、工場停止、レイオフ等等大変な状況に追い込まれました、しかしながら今年の旧正月を境にLCD製品の売れ行きも徐徐に回復して通常の操業に戻りつつあります。

○ 世界に経済は金融を始めまだまだ回復に基調には程遠い状況です、米国の経済も住宅、自動車業界の破綻の影響で深刻な状態が続いています、我々のLCD業界もこれまでの高成長から低成長へ転換し、益々グローバル競争が加速しつつあります。

○ このような厳しい事業環境中で、当社のLCD事業も生き残っていかねばなりません、生き残りの条件としてはこの台南工場に課せられた3つの使命があります。
① コスト競争力
他社との競争力に打ち勝つためには他社よりコストが安くなければなりません、歩留まり改善、合格率等等徹底的な効率アップのオペレーションが不可欠です、
② 品質のレベルアップ
競争激化の中で顧客からの品質の要請は益々厳しくなっています、競合他社よりも優れた品質を提供することが競争に打ち勝つ為の最重要課題です、
③ 安全意識の徹底
台南工場は操業開始以来大きな事故が起こっていません、
安定した工場運営のためには事故は全体起こしてはなりません、
ここに働く従業員、協力会社の皆さん一人一人の幸せのためには、一人一人が自分で安全に注意しなければなりません、
「安全」は上から言われて守るものではなく、自分で自分を守ることが原点です。
○ 台南工場操業以来約3年間を経過しましたが、上の3つの使命については着実に実績が上がっています、まだまだ改善の余地は残っています、
15年以上の歴史のある五井のリクソンセンターの水準に近いています、一旦も早く追い抜いてください、また競合他社のブレンド工場もたくさんあります、この使命を究極のレベルに引き上げて、世界でトップのLCDブレンド工場に仕上げる努力を期待します。

○ 最後に
今年はチッソのLCD事業が台湾に進出して丁度10年目になりました、
10年前は台北の小さな事務所にわずか二人に陣容で出発しました、その後10年間で現在台南、台北合わせて約120人の大所帯に大きく成長しました、
この台湾の地で今後益々大きく事業を拡大が出来ることを念願しています、
次の10年も飛躍を続けるためには今台湾チッソに籍を置いている120人に皆さんの総力の結集と努力が必要です、
本年4月に田地総経理から松下総経理に変わりました、松下総経理は10年前スタート時の一人のメンバーです。
最初の壮絶な苦労を身にもって体験していますが、更に次の10年の飛躍のために再度汗をかいてもらおうと起用しました。
松下総経理の下で、全従業員一致団結して台湾チッソの拡大成長に努力してもらうことを切望します。

以上